聖書の研究における進展

2010年7月12日

死海写本が発見されて半世紀になりますが、それが一般の学者の手にする事の出来る形でほとんどが公刊されたのは僅か10年前のことです。旧約本文研究の場合、今や、七十人訳ギリシャ語聖書に依存しすぎた従来の訳を反省して、伝統的なヘブル語マソラ本文を再び尊重する傾向にあります。同時に、ヘブル語に近い諸言語からの情報によって、聖書の言語的・文化的背景が更に明確になりました。読者の混乱を避けるために改訂しないでそのままにしておくのか、不正確な訳を改善して読者に正しい情報を伝えるのかという選択がいつもあるわけです。