『新改訳聖書』の歴史

2010年7月12日

1970年に『新改訳聖書』(旧新約)が世に出て以来、すでに30年以上が経ちました。その間、第二版(1978年)で若干の訂正が行われたものの、諸般の事情により、その後の改訂は滞っていましたが、2003年にようやくにして道が開かれ、改訂第三版が発行されました。

この小改訂は、いわゆる差別語、不快語、とりわけ訳語「らい病(人)」の見直しが中心であり、部分的には新たな訳を試みた個所もありますが、文体を含む本格的な大改訂はなお今後に期待することとなりました。

そこでこの機会に、『新改訳聖書』はそもそもどんな目的で翻訳出版されたのか、当時の経緯をたどり、『新改訳聖書』の翻訳の基本方針、改訂の必要性について考え、さらに将来の展望を試みたいと思います。