著作権返還のお知らせ

2010年7月12日

このたび、2008年1月1日付けで、新改訳聖書の著作権が新改訳聖書刊行会に返還されました。この歴史的背景についての簡単な説明は、「新改訳聖書刊行会」のページの記事「新改訳聖書刊行会の使命」をお読みください。


「新改訳」の著作権  名実共に新改訳聖書刊行会に
和解後の経過措置が終息


新改訳聖書の著作権が今年1月1日から、この聖書の翻訳団体である有限責任中間法人・新改訳聖書刊行会(略称SSK、津村俊夫理事長)に全面的に移行した。頒布事業は従来同様、頒布団体である日本聖書刊行会(略称NSK、岡村又男理事長)が、発行はいのちのことば社が担当する。

同聖書の著作権については、初版(1970年)が製作・発行される際に事業を資金面で支援した米国のロックマン財団が後に権利を主張し、86年に損害賠償を求めて米国で提訴、日米の裁判を経て96年4月に和解が成立した。それに伴う関係者らの話し合いにより、新改訳聖書の発行を円滑に継続するために、著作人格権は当初からSSKに属していたことを確認した上で、和解金の支払い終了まで一時的に著作財産権を「TEAM/いのちのことば社」に帰属させる経過措置をとることで合意していた。

07年末までに和解金の支払いが完了したことにより08年1月1日発行の第3版8刷から、著作権が本来の著作者である新改訳聖書刊行会に戻った。これに際してSSKの津村俊夫理事長は、「SSKが名実共に著作権者となったことに重大な責任を感じる。聖書は個人のものでも出版社のものでもなく、また聖書翻訳は教会のわざであり、教会の祈りの中で翻訳団体に託されている。翻訳団体SSKに著作権が戻ったことは日本の教会にとって大きなことだと思う」と談話を発表した。

今後の改訂に向けての取り組みについては、「聖書が神のことばであると聖書自身が主張していることをベースに、常によりよき翻訳を目指して継続的な努力をしていきたい。原典に忠実であるとともに、日本語の言語環境の変化に対応し、時代に即した訳文が必要。共通の信仰告白に立つ翻訳者・編集者たちが、一致して取り組んでいくことは恵みです」としている。


(クリスチャン新聞2008年1月27日号の記事から)